大気中のニュートリノなど、超光速状態の物質はチェレンコフ光という特有の光を放射することが知られている。

タキオンの場合は、誕生直後にほんの一瞬チェレンコフ光を放射してすべてのエネルギーを失ってしまう。

そしてタキオンは、無限大の速度で宇宙を走りはじめる。

これはある瞬間に、ひとつのタキオンがその軌道上のすべての場所に同時に存在するということに他ならない。

いいかえれば、ある瞬間に、ひとつのタキオンが、宇宙全体に存在しているということである。

次の瞬間にも、同じタキオンが宇宙にあまねく遍在している。

つまり、タキオンの活動範囲こそが時空の広がりそのものである。

宇宙とは実際のところ、タキオンの満ちた海だということもできる。

★超ミラクル！タキオンパワーより抜粋