2020/02/01 12:48

電話恐怖というのがあります。新入社員によくあるのですが、電話が鳴るだけで緊張し、動悸が激しくなったり、ふるえたり、声がうわずったり、吃ったり、受話器を取るのが怖くて逃げ出したくなるのです。

いつも電話が鳴らないように願い、電話が鳴ると心臓が止まるくらいドキッとするのです。

仕方なく受話器を取りますが、慣れない敬語を使っての対応と相手が見えないことによる不安や、そして対応している間は、一応会社を代表しているような錯覚と強度の緊張がつきまといます。

慣れてしまえば何ということはありませんが、それまでが本人にとっては大変な苦痛なのです。

この場合も自己保存と、自己顕示欲の強い人は、上手に対応したいとか、上司や同僚によく見られたい、そして認められたいという気持ちがありますから、一度の失敗が心のしこりとなり、それが条件化した時は、恐怖症 という症状が現れるのです。

★タキオンの奇蹟より抜粋